わき水について(子ども版)
★おきなわのわき水について
わき水とは、「地面の下からしぜんに出てくる水」のことで、 地面の下には、「琉球石灰岩【りゅうきゅうせっかいがん】」というすきまのおおい岩があり、雨がふるとそのすきまをとおって水がしみこみます。その下には水をとおさない「泥岩(島尻層群)【でいがん(しまじりそうぐん)】」というねんどのような土があり、そのあいだをながれる水がじめんからでてきます。

★わき水とおきなわのぎょうじ
ウブミジ(産水)
うまれた赤ちゃんをあびせたり、赤ちゃんの体やおでこにつけてけんこうをいのるために使われました。
ワカミジ(若水)
お正月の朝に、一ばんはじめにくむわき水のことです。
その水を神さまにおそなえして、家族のけんこうをいのります。
昔は子どもたちがくみに行って、お年よりに水をわけてあげると、お年玉をもらえたそうです。
★さいがいとわき水
おきなわは島がたくさんある県です。
もし大きな地しんや台風のようなさいがいがおきたとき、すぐにほかの県から助けが来られないこともあります。昔の人たちは水の大切さを知っていたので、わき水やいどをきれいに守ってきました。
げんざいのわたしたちは、水道のじゃぐちをひねるとあたりまえのように水がでてきます。しかし、さいがいがおきると水がとまってしまうことがあります。
東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)やくまもと、のとはんとうなどの地しんのあと、「わき水がさいがいのときに役立つ」と言われるようになりました。
飲み水として使えなくても、トイレの水や火事を消す水として使うことができます。ふだんから近くにあるいどやわき水の場所を知っておくことが大切です。
★むかしといま、そしてこれから
昔は、どの村にも「ムラガー(村ガー)」とよばれるわき水があり、みんなでそうじをしたり、ルールを守ってきれいに使ってきました。
その場所は「いのちの水」とよばれ、神さまをまつる大切なところでもありました。またせんそうの時にも、わき水は人びとのいのちを守り、今でもその場所にかんしゃの気持ちをこめて、おいのりをする人のすがたがみられます。
わたしたちも、いざというときのために近くのわき水の場所を知っておくようにしましょう。
★わき水をたずねる時に守ってほしいこと
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おとなの人といっしょにいきましょう。
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すべりやすい所があるので気をつけましょう。
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ハブやヘビがいるかもしれないので気をつけましょう。
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わき水はみんなが大切に守っている場所です。さわいだり、よごしたりしないようにしましょう。
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わき水の近くにあるしょくぶつや水の中にいる生きものは取らないようにしましょう。